居谷里湿原

仁科三湖の調査場所を地図で調べているうちに、“居谷里湿原”という場所があることを知った。

面白そうなので時間があれば行ってみようと思っていたところ、本当に時間ができたので足を伸ばしてみた。

湖の東側の山中にあるこの湿原は一周4kmほどで、周囲には遊歩道があるらしい。

こういう場所には穴場が多く、珍しいトンボが見られるかも?と期待は高まる。

湖から山に入り林道を抜けて着いてみると、駐車場に他の訪問者はなし。

たまたまそういうタイミングだったのかと思って、とりあえず入ってみた。(写真左)

人がいない理由はすぐにわかった。

湿原というより“元湿原”と言った方がいいような状況で、湿原のほとんどがヨシに覆われてかなり遷移が進んでいた。

辛うじて水の見える場所にはミズバショウの残骸があったので、春にはミズバショウが綺麗に見られるのかも知れない。

これだけヨシに覆われてしまうとトンボの姿はなく、日当たりのいい場所にアキアカネがいたくらい。(写真右)

こうなる前の姿を見てみたかった。